ファショコン通信

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VOUS ETES 2008-2009 A/W 展示会レポート

日時: 4月8日(火)~ 4月11日(金)
会場: HOXTON
今季のヴゼットのテーマは「guimauve」。フランス語でマシュマロを意味する今季のテーマを反映して、今回は、生地の層を重ね、ふんわりとしたイメージのアイテムを多く発表したのだそうだ。また、5月14日に初の路面旗艦店のオープンを控えているせいか、個人的には、心なしか従来よりもエッジの利いた挑戦的なデザインや素材使いのアイテムが多いように感じた。
例えば、1枚目写真のレーヨン58%・ウール29%・ナイロン13%のグリーンのツイードのジャケットは、厚手の生地と淡い色合いで柔らかなイメージを出しつつ、パッチポケットやカラー・ラペル等のゴールドのパイピングと、同色のボタンで全体のイメージが引き締められている。また、ヴゼットには珍しく、左胸ポケットにゴールド糸でブランドロゴが刺繍されているのが印象的であった。
2枚目写真のコットン90%・ナイロン10%のキャメルのワンピースは、独特の個性的なレース生地をアクセントとし、胸部から両脇を抜けて背中までひと続きとなっているフレアが層を成しているディテールにより、ボリューム感が出るようになっていた。胸部に輝く小さな石が可愛らしい。
3枚目写真のラビットファーとウール56%・モヘア12%・ナイロン27%・アンゴラ1%・ポリエステル4%のアイボリーのジャケットは、ゴールドの糸を巻いたレースのテープをラビットファーに鉤編みで通した素材が用いられており、その素材感自体が柔らかな印象を醸し出している。また、裏地の裾にも花柄のリボンがさりげなくあしらわれており、細かな捻りが好印象な仕上がりになっていた。
4枚目写真のポリエステル100%のオフホワイトのチュニックは、薄手の素材をボリューム良く用いた上に、裾に二重のフリルあしらうことで、よりふんわりとしたイメージに仕上げられている。尚、裾部分のディテールは、他生地・他型でも数点ほどにも用いられていた。
この他、ふっくらした二重織りのツイードジャケットや、プリーツを施すことで畝りとボリューム感が増すようになっているニットワンピース等、全アイテムを通して優しい気持ちになれるアイテムが多く見受けられた展示会であった。













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