ファショコン通信

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A.F.VANDEVORST 2008 S/S 展示会レポート


日時: 11月2日(金)※一般公開は11月3日(土)~ 11月4日(日)
会場: P-House
「ほんとに必要なものだけを。」というイベントテーマのもの、インテリア、ファニチャー、グラフィック、ファッション、アート等を中心に、参加者それぞれが独自の展示空間を演出する「Design Tide in Tokyo 2007」に「A.F.ヴァンデヴォースト(A.F.VANDEVORST)」が参加することに伴い、デザイナーのアン・ヴァンデヴォースト(An VANDEVORST)とフィリップ・アリックス(Filip ARICKX)が来日し、一般公開展示会の前夜、レセプションパーティーを兼ねた展示会が催された。
展示形式は、真っ白な部屋の中に 8台のベッドが並べられ、今季のアイテムを身に付けたモデルが思い思いの姿勢でこれに横たわっている、というスタイル。ブランドシンボルであるレッドクロスは彼らのミューズともいえるヨゼフ・ボイスへのオマージュで、病院を連想させるような空間でコレクションを発表する、という展示内容となった。同ブランドは 2シーズン目にもモデルをベッドに寝かせた形で始まるコレクションを発表しており、敢えて同様の展示形式を再度行うことで、設立当初から現在においてもブランドの姿勢に変化が無いということを表現したかったのだそうだ。
個人的に特に印象に残ったのは、レッドやピンクのスパンコールを肩部分に手作業で取り付けたホワイトのジャケットであるが、これは、空から太陽の光が降り注いでくる様子をイメージしているのだそうだ。優しげな表情で緩やかに語るアンのイメージにしっくりくる包容力のあるアイテムであると感じた。
とにもかくにも、A.F. らしいコンセプチュアルな内容に、実力と完成度の高さを感じさせる展示会であった。













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