RENDEZ-VOUS 2006 S/S

展示会の様子

  2005年10月6日から10月8日まで、パリの 1-3 avenue Gabriel(ピエールカルダン劇場)にて、RENDEZ-VOUS の 2006 S/S 合同展示会が催された。この展示会は、パリコレクション期間中に行われたもので、連日 10:00 から 19:00 まで開催されていた。
  RENDEZ-VOUS は、メンズとレディースのパリコレクション期間に合わせて毎シーズン計 4回開催される、大規模な合同展示会である。出展ブランドは ADAPTER、Aini、Akira Red、Alice Mc Call、Anna Kuczynska、Awareness & Consciousness、Ballroom、Belle and Bunty、BERNSTOCK SPEIRS、Bi La Li、BLAAK、Borba Margo、Burfitt、c.neeon、Camilla Staerk、Case Study n∞5、Cathy Pill、D.I.E、Derome Brenner、Dhini、Eksempel、Emilie Casiez、emma cook、Esther Perbandt、F-Troupe、February、For Design Sake、FRED PERRY、Frost French、Ftroupe、Ghulam Sakina、Girls From Omsk、Hamilton Remes、Helle Mardahl、Henrik Vibskov、If I...、Irina Volkonskii、ISABELLE BALLU、Jacey Withers、Karen Walker、Kind、Kitsuné、Könrög、Kristin Hensel、KTZ、Majaco、Mariaflora P.、Marios、Marjan Pejoski、Mattio、Michelle Lowe-Holder、Mine、MOSSLIGHT、Néologie、NICOLA de MAIN、Osman Yousefzada、Own、Paris Essex、Peter Jensen、Philippa Lindenthal、Pulver、Reality Studio、Richard Nicoll、Robert Normand、Roksanda Ilincic、Rubecksen Yamanaka、Sandrina Fasoli、Serfontaine、Source Tap、Stéphanie Franzius、Stylein'、Tatty Devine、Trashback、Two-B、Victim Fashion Street、Vidler & Nixon、Visbøl de Acre、Von Wedel & Tiedeken、Wood Wood、X creation、Yazbukey の計 82ブランドである。
  筆者がこの合同展示会に訪れたのは、10月6日。TRANOÏ 等の複数の合同展示会の会場を回る無料シャトルバスに乗っていたところ、たまたま RENDEZ-VOUS の会場の前にバスが停車したので、せっかくだから、といった具合に訪れることにした。
  このような合同展示会は通常、一般の人には公開されていない。そこで、例によって受付で事情を説明して取材申込をしたところ、プレスとして入場しても問題無いとのことだったので、会場に足を踏み入れてみることにした。
  会場は 3フロアで構成された大規模なもの。来訪者の姿もかなり多い。英国の某有名ファッション誌や日本の某有名ファッション誌の関係者の姿もあった。出展者も多く、日本人の出展者の顔も見られる。
  例によって、今回も各ブランドのアイテムを観ていき、特に気になったブランドに、個別に取材交渉をしていくことにした。
  以下では、筆者が個人的に気になったブランドを紹介していきたいと思う。

気になったブランド

アイテムの様子
  シーニーオン(c.neeon) はドイツのレディース・メンズウェアブランド。デザイナーは Doreen SCHULZ と Clara KRAETSH。
  当サイトでも何度か名前が出ているこのブランドの特徴は、レッド・ブルー・グリーン・ホワイト等の鮮やかな色をミックスさせた独特の色使いのテキスタイルと、時にどのように着用するのかすら迷ってしまうほど複雑且つ斬新で自由なパターンである。
  例えば、右写真のジャケットは、背中の部分が二重になっており、かなり多めにとった上生地のうち、右袖に重なる部分に丸く穴を開けて袖を通し、その布を左肩までもってきて、左肩に掛けられるようになっている。そして、裏地はシーニーオンらしい、白地にレッド・ブルー・グリーン等を用いた幾何学プリントを施してある。まさに、シーニーオンらしい一品であるといえる。この他にも、幾何学プリントのスカートやサルエル風パンツ、パーカー等々様々なアイテムがあったが、全てが斬新なパターンによって構成されており、極めてオリジナルであった。
  2005年5月にイエール国際モードフェスティバルでグランプリを獲得する等、最近では以前にも増して注目を浴びている。尚、日本国内では、Side by Side、elpee.factory、VACANCY CLUB、STCOMPANY等が取り扱っているそうだ。
(アイテムの様子は右の写真の通り。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
アイテムの様子
  モスライト(MOSSLIGHT) は日本のレディース・メンズウェアブランド。デザイナーは冨田靖隆(Yasutaka TOMITA)と中山路子(Michiko NAKAYAMA)。
  モスライトの今季のテーマは「シークレット・ビーナス」。ミロのビーナスに腕が無いのは周知の通りだが、腕が無いが故に、人はその先について色々と想像を働かせ、また、働かせ得る。そういったことを、服を通して表現し、あるいは表現したかったのだそうだ。
  例えば、左写真のアイテムは、ミロのビーナスには髭が生えていたかもしれない、という想像をもとにデザインされた Tシャツである。髭の部分は安全ピンによって着脱可能となっており、素材は人毛を用いたのだそうだ。肩の部分には半球体に立体的に転写したボタンが取り付けられており、これがアクセントになっていて、非常にユニークなアイテムとなっている。
  尚、筆者は帰国後、国内で行われたモスライトの展示会にもお邪魔させていただき、他のアイテムについても詳細にご説明いただけたので、より詳細なレポートは別項に記載することにしたい。
(アイテムの様子は左の写真の通り。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)

総括

  徐々に注目を集め始めた新進ブランドが多く集まる場所であるせいか、上記の2つのブランドの他にも、とても興味深い試みを為しているブランドが沢山あって、存分に楽しめる合同展示会であると感じた。
  旬でホットなブランドをまとめてご覧になりたい方は、RENDEZ-VOUS に訪れてみてはいかがでしょうか。(終わり)
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