UPSIDE 2006 S/S

展示会の様子

  2005年9月29日から10月2日まで、ミラノの Via Tortona 15 にて、UPSIDE の 2006 S/S 合同展示会が催された。この展示会は、ミラノコレクション期間中に行われたもので、初日の 29日は 12:00 から 19:30 まで、それ以外の日は 10:00 から 19:30 まで開催されていた。
  UPSIDE は、イタリアに在住している日本人デザイナーである坪内隆夫氏によって始められ、将来ある無名ブランドが多く出展している合同展示会である。出展ブランドは ADD'SANDREA VERDURA、AP DE.SIGN、ASKI MODE、B.Bag、B.KONCEPT KIMBETTY、C、CAIRA、CASSAFORTE、CLIZIA ORNATO、CLUB VOLGA、DOPPIO ZERO、FRAULEIN VON HAST、GELFER DESIGN、ION、MAD、MANU MARA、MARIA LUISA TRIBOLO、MARKIES HOLLAND、MATTIO、NUTSLLY、OFFICINA DI FANTA DESIGN、OUROBOROS ALCHIMIE、PATRICIA CLAY、PATRIZIA FABRI、PROGETTO X,Y,Z、SLEEPWEAR BY INA NIKOLIC、STRETCH COUTURE、STUDIO DESIGNER DI 3、TAROU、TEE LISA、TRES JULIE、ULRIKA SANDSTROM、WWW.MISSDESIGN.IT、YUDIDITH の計 35ブランドである。
  筆者がこの合同展示会に訪れたのは、9月30日。事前にアポイントをとっていた CPH Vision in Milan の取材に行く途中に偶然発見したもので、UPSIDE の方はその存在すら知らなかった。
  このような合同展示会は通常、一般の人には公開されていない。しかし、物は試しという感じに受付で事情を説明して取材申込をしたところ、プレスとして入場しても問題無いとのことだったので、会場に足を踏み入れてみることにした。
  会場は 1フロアのみの小規模なもの。来訪者もそれほど多くない。ただ、出展者はそれなりに多い様子。中には、日本人の出展者の顔も見られる。個人的には初見のブランドばかりで、なかなか面白そうだ。
  こういった合同展示会を取材するのは筆者としては初めてだったので、とりあえず、各ブランドのアイテムを観ていき、特に気になったブランドに、個別に取材交渉をしていくことにした。
  以下では、筆者が個人的に気になったブランドを紹介していきたいと思う。

気になったブランド

アイテムの様子
  MARKIES HOLLAND はイタリアのレディースウェアブランド。デザイナーは Fabrizio MASSIMIANI と Raymond KONING。
  このブランドのアイテムは、子供の落書きのようなプリントのTシャツ及びタンクトップや、バーバリーを思わせるチェック柄のネクタイ、上下逆さまにするとスカートになるパンツや、前身頃が浴衣のようになっている変わったパターンのシャツ等、ユニークなものが多かった。尚、アイテムは全てハンドメイドなのだそうだ。
(アイテムの様子は右の写真の通り。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
アイテムの様子
  FVH(FRÄULEIN VON HAST)はスウェーデンのレディースウェアブランド。デザイナーは Hanne HAGUE と Christina STRINDLUND。
  このブランドのアイテムは、肩の内側を大量にいせ込ませることで大きな膨らみをもたせた朱色ボタンのハンドメイドニットカーディガンや、人形が着ることを想定して作られたとても小さな服、袖口にギャザーを入れて丸みを帯びさせた七部袖のブラウス等、フェミニンでソフトな可愛らしいイメージのものが多かった。デザイナーもお2人ともキュートな女性で、このような作風になるのも肯けると感じた。
(アイテムの様子は右の写真の通り。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
アイテムの様子
  ADD'S はイタリアのシューズ&アクセサリーブランド。デザイナーは Simone CASSOLA と Jack RAY。
  このブランドのアイテムは、必ず左右別々に購入することができる。例えば、靴は左右別々に購入することが前提とされており、様々なカラーバリエーションやステッチワークのものを、購入者が自ら自由に組み合わせることができるのである。また、左右の靴の色が同じであったとしても、ソールの色が異なっていたりして、あくまでも左右非対称を意識したものとなっている。さらに、Tシャツも左右非対称で、真ん中の部分をボタンで留めることにより、様々なカラーバリエーションの Tシャツを購入者が自由に作り出すことができるようになっている。尚、右の写真のスニーカーはレザーにインクジェットでプリントしたものであり、世界でも唯一の技術を用いているのだそうだ。発想がとてもユニークなブランドである。
(アイテムの様子は右の写真の通り。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)

総括

  気鋭のデザイナーの集まる場所であるせいか、上記の3つのブランドの他にも、新しい試みを為しているブランドが沢山あって、小規模ながらも、充分に楽しめる合同展示会であると感じた。
  まだ日本では認知度は低いがユニークなイタリアンブランドをお探しのファッション業界人の方は、UPSIDE に訪れてみてはいかがでしょうか。(終わり)

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