東京ガールズコレクション2005 A/W

開演→閉幕

  ファッションイベントである「東京ガールズコレクション(Tokyo Girls Collection)2005 A/W」内で行われるファッションショーの形式は、全25ブランドが「1st STAGE(8ブランド)」、「2nd STAGE(9ブランド)」、「3rd STAGE(8ブランド)」という風に3部構成の形で発表し、各ブランドから8人のモデルが出演する、というものである。出演モデルは山田優蛯原友里大桑マイミ徳澤直子押切もえ等の人気雑誌モデルから、Jessica土屋アンナ等の東京コレクション出演モデル等、かなり名前の通った者ばかりで、思わず目移りするほど。これで盛り上がらなくて何で盛り上がるのだ、といわんばかりの用意周到ぶりである。
  開演予定時刻の 16:00 近くになってくると、一般客にも公開されているアリーナエリアも、立ち見客で賑わってくる。会場内は全席指定で、1階席だとゆっくり座って観られるにも関わらず、多くの客はアリーナ席に降りてきて、より近くでショーを観たいと思っているようだ。ショーへの期待感が高まっていることの表れだろう。
  そして、16:00 を少し回った頃、会場内の照明がゆっくりと落ちてきて、BGM が大音量で流れ出し、いよいよショーの幕が切って落とされるのであった。
蛯原友里
  「1st STAGE」は、マウジー(moussy)ソードフィッシュ(SWORD FISH)セシルマクビー(CECIL McBEE)マーズ(MARS)ミジェーン(me Jane)バラク(Barak)スナッチ(Snatch)スライ(SLY)の8ブランドがショーを披露。ショーは、ブランド毎に紹介映像をスクリーン上に映し出した後、計8人のモデルが1コーディネートずつ披露する、というスタイルである。そして、1度出演したモデルは、同一ステージ内では他のコーディネート及び他のブランドでは出演しない。つまり、1ステージで合計64人のモデルを観られる、という計算である。何とも豪華なキャスティング。今日のイベントに注がれている主催者の力の入れようが伝わってくる。
  全てのブランドのショーが終了した後、全64人のモデルが出演したブランド順に次々と登場。全長43メートルの長いキャットウォークを颯爽とモデルが歩いていく様は、いうまでもなく壮観であった。
(「1st STAGE」の様子は右の写真の通り。モデルは蛯原友里。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
土屋アンナ
  「1st STAGE」終了後、30分ほど休憩し、17:30 頃から「2nd STAGE」がスタート。「2nd STAGE」は、グランエゴイスト(GRAN EGOIST)マーキュリーデュオ(MERCURY DUO)イーヴィル(e.vil)スマッキーグラム(SmackyGlam)エイチビージー(HbG)ラグジー&ピーピーシー(LXY&PPC)ブルー2(Blue 2)アッシュ&ダイヤモンド(ASH&DIAMONDS)ジェンダーバイアス(gender bias)の9ブランドがショーを披露。「1st STAGE」と同様、各ブランドが8コーディネートを披露するスタイルであり、出演モデルは「1st STAGE」と全く同じ顔ぶれである。ただし、「2nd STAGE」は「1st STAGE」よりもブランドが 1つ多いため、ジェンダーバイアスのみ、「1st STAGE」では出演しなかった外国人モデルを出演させていた。
(「2nd STAGE」の様子は左の写真の通り。モデルは土屋アンナ。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
桜井裕美
  同様に、「2nd STAGE」終了後、30分ほど休憩し、19:00 頃から「3rd STAGE」がスタート。「3rd STAGE」は、プライベートレーベル(Private Label)クリスティアクール(Clistea coeur)シーシークロス(C. C. CROSS)ベストリップ(Bestlip)アプワイザーリッシェ(Apuweiser-riche)プライドグライド(Prideglide)ヴィニー(Vigny)ジョイアス(Joias)の8ブランドがショーを披露。「1st STAGE」及び「2nd STAGE」と同様、各ブランドが8コーディネートを披露するスタイルであり、出演モデルは「3rd STAGE」と全く同じ顔ぶれである。
  尚、休憩の合間にミスコンやヘアーサロン&ネイルショー、玉木宏のライブ等が行われるなど、来場者を飽きさせない演出が好印象であった。
(「3rd STAGE」の様子は右の写真の通り。モデルは桜井裕美。画像をクリックすると拡大写真を表示します。)
  ショーが終わった後は、ミスコンのグランプリの発表と、m-flo のライブ、そしてチャリティオークション。ライブには、EMYLI、YOSHIKA、melody.、山本領平等も出演し、シークレットゲストとして、和田アキ子も登場。恥ずかしながら筆者は m-flo を知らなかったのだが、来場者は熟知しているようで、曲に合わせて振り付けまで完璧にこなしていた。
  以上で、「東京ガールズコレクション」の全てのイベントが終了となる。

総括

LIZA
  さて、今回、ファッションイベントである「東京ガールズコレクション」を訪問してみて、この催しを「ショー」ではなく「イベント」と銘打ったのは言い得て妙である、と感じた。なぜなら、ファッションショーだけでなく、各種ブースやミスコン、ライブ等を開催している点もさることながら、ファッションショーの内容自体も、クリエイティブで斬新な服を見せて来場者を驚かせる、というよりもむしろ、有名モデルを起用し、ネームバリューで場を盛り上げて楽しませる、という色彩が強かったからである。隣の人の声が聞こえなくなるくらいの大音量の BGM を流したり、お目当ての有名モデルが登場すると会場がどよめいたり、観客がモデル名を叫びつつモデルに手を振り、それに対してモデル自身が微笑みながら手を振り返したり、というのは、いわゆる「コレクション」と銘打たれた、服と音楽と構成を含めたクリエイティビティで魅せるファッションショーではあり得ないことであろう。そういった意味で、どちらが良いか悪いかということでなく、「ショー」と「イベント」の違いを再確認できる良い機会を与えられて、筆者としては幸運であったと思っている。
  いずれにしても、今回の催しは、筆者にとっては新鮮な体験であり、また、楽しいひとときを過ごさせていただいた。また機会があれば立ち寄ってみたい、と感じさせるだけの充分な内容が詰め込まれたこのイベントは、大成功を収めたのではないかと、筆者は感じるところである。(終わり)
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