2010-2011 A/W 東京コレクション速報

タイニーダイナソー(tiny dinosaur)

日時: 03月26日(金)20:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallB
  今季のショーのテーマは「ESSENTIAL」。「必要不可欠なもの、本質的な」の意。
  登場したアイテムは、切り替え部分にシャーリング加工が施されたプリントスカートにシャツとハットのスタイルからスタートし、袖口にジグザクの折り返しのディテールが施されたミドル丈のコート、幾何学的なパターンのアイテムのシリーズ等。
  プリントやシルエット、切り替えとシャーリング、衿や袖口等のパーツ部分での異素材の組み合わせ等、細かな配慮でひと捻りを加えながらも、捻りすぎず日常的に使いやすいレディース及びメンズのアイテムが揃えられていたのが好印象であった。

tiny dinosaur 10-11AW ESSENTIAL

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シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)

日時: 03月26日(金)18:00〜
会場: 三越劇場
  今季のショーのテーマは「BOUTIQUE」。個性的なオーナーによる、上質でエレガントでチャーミングな品揃えのある一軒のブティックを想像し、三越劇場と日本の百貨店や洋品店の独特のエレガンスにインスパイアされたショーなのだそうだ。
  登場したアイテムは、グリーンとベージュの切り替えになったソフトで透ける素材の上品なドレス、背中部分で生地が大きく交差する白地に紫の花柄のドレス、ボルドーのベロアの縁取りやポケット及びベルトがあしらわれたパープルのジャケット等、テーマを反映し、落ち着いていながらもユニークな物が多かった。
  会場の雰囲気とBGMと相俟って、総じてレトロでハイソなイメージに纏め上げられていたと感じた。また、ショー開幕後に緞帳が上がった瞬間、カメラマンがこちら向きに列を成してステージ上に登場した時は、会場の空気が一瞬変化したのが個人的には印象に残った。

THEATRE PRODUCTS 2010AW SHOW

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オドラデック(ODRADEK)

日時: 03月26日(金)17:00〜
会場: RISTORANTE ASO 代官山 ガーデン
  今季のショーのテーマは大人と子供のアイデンティティの融合。A.A.Milneの「Winnie-the-Pooh」のChristopher Robinが責任を持つ大人になり社会で生活をするという設定をテーマにし、彼が育ち、イマジナリー・ワールドの中、夢中でぬいぐるみ達と冒険をしなくなっても、Poohの存在が社会のプレッシャーやストレスからChristopher Robinの心を守り、その想像の世界が心の避難場所になっていく、という意味で「SHELTER」と名付けたのだそうだ。その為、パールやビジューで埋められたミニカーを使用したネックレスやブレスレットを随所にスタイリングし、また、ヘリンボーンやタータンチェックなど、Winnie-the-Poohの設定であるイギリストラッドなパターン、テイラードやダッフルジャケットなど“大人らしい”オーセンティックなアイテムやシェイプをスケッチブックにみたてて、“子供らしい”カラー刺繍やおもちゃで加工したのだそうだ。また、ライニングや袋布には子供服の生地や花柄を使用し、精神の二面性を強調したのだそうだ。
  カフ部分やヨーク部分から前身頃にかけてカラフルなステッチが施されたホワイトシャツ、緑のレースのテープがあしらわれた黒のハーフパンツ、花柄のキルティンクスーツやチェック柄のトレンチコート等、全体的にフェミニンなメンズスタイルが多く発表されていた。
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ミハラヤスヒロ(MIHARA YASUHIRO)

日時: 03月25日(木)20:30〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  今季のショーのレディースのテーマは「ODYSSEY」。心や人生の旅を表現したコレクションなのだそうだ。登場したアイテムは、フード付きのノースリーブのロングニットワンピースにバックパックのスタイリングや、フードから前立て部分にかけてファーがあしらわれたジャケット、柔らかな素材を用いたドレープの美しいサルエル調のパンツ、裾部分にボロ加工が施されたグレーのニット等。総じて旅というテーマが反映された、エレガントながらも軽快なアイテムが多かった。
  メンズのテーマは「Be Attitude」。1950年代のアメリカで定義された、大量消費へのアンチテーゼから発生し、後のヒッピー・ムーブメントの礎となった生活スタイルである「ビート・ジェネレーション」にインスパイアされ、規定の概念に捕われることなく、すべてのアイテムを「唯一」の存在とするべく、ひとつずつに手間をかけて作り上げたのだそうだ。登場したアイテムは、ドレープの美しいサルエル調のパンツとのセットアップのスーツ、
  フォトプリントのように見えるジャカード織りの素材を用いたグレーのスーツ、デニムのように見えるウール素材のアイテム等、想像を少し裏切る捻りのあるもの。
  全体的にベテランらしい、個々のアイテムがテーマに適度に絡められた、まとまりのあるショーであったと感じた。

レスザン(lessthan*)

日時: 03月25日(木)18:00〜
会場: バンタンデザイン研究所恵比寿本校「セッションタワー」
  今季のショーのテーマは「DUPLICITY」。「二枚舌、二心、欺瞞、 偽り」の意。表裏一体。二面性を服に落とし込むというのはありきたりのテーマだが、作り出した二面性をあえて再び1つにするという実験を表現したのだそうだ。
  登場したアイテムは、後身頃の下半分がスカート状になっている黒いトレンチコート、フード部分にネイビーのムラ染め素材を用いた黒い素材とのコンビジャケット、前身頃と後身頃を反転させ袖の前部分にボタンを配したディテールのジャケット、背抜きの裏地やパイピングが表側となったインサイドアウトのジャケットやドレス等。
  全体を通して表裏一体というテーマをストレートに反映した、極めて分かりやすく受け入れやすい、非常に完成度の高いショーであったと感じた。
  個人的にも、久々に購買意欲を刺激するショーであった。

lessthan* 2010-2011 A/W

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ジャズカッツェ(jazzkatze)

日時: 03月25日(木)17:00〜
会場: RISTORANTE ASO 代官山 ガーデン
  モデルは全員、白髪で逆円錐状に固められたヘアスタイル。メイクもヘアと同系色。
  登場したアイテムは、花のコサージュがあしらわれたボルドーの透ける素材のドレスに始まり、バラ等の花柄プリントが施されたゴム引きのAラインドレスや同素材のパンツ、蜂の巣状のディテールが施されたキャミソールドレスやサテンシャツ、裾に細い縫い針が無数に付けられたニットドレス等。
  全体的にユニークではあるが、もう少し軸がはっきりしているとよりわかりやすくなると感じた。

ジーブイジーブイ(G.V.G.V.)

日時: 03月25日(木)15:30〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  今季のショーのテーマはデビット・リンチの映画「マルホランドドライブ」。ハリウッドの華やかさとダークサイドの2面性を表現しているというこの映画は、G.V.G.V.が常にテーマとする女性の2面性の表現とリンクするのだそうだ。
  赤いキャットウォークの両脇に猫足のソファや椅子を設置し、薄暗い会場が赤いスポットライトで照らされ、赤い煙幕で妖艶な印象の会場。
  登場したアイテムは、赤いレザーのタックスカートやロングパンツ、背中上部の空きが広くドレープの美しいシルバーのサテンドレス、ベージュとブラックのコンビネーションのパターンのシリーズ等。
  会場や印象と相俟って、全体的にセクシーなイメージのアイテムが多く登場した。
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カミシマチナミ(KAMISHIMA CHINAMI)

日時: 03月25日(木)15:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallB
  今季のショーのテーマは「無心のまえぶれ: ウィリアム・ブレイク」。一粒の砂に世界を見、一輪の野の花に天国を見る、掌に無限をつかみ、一瞬のうちに永遠をとらえることを表現したのだそうだ。
  テーマを反映し、砂を散りばめたキャットウォークに登場したのは、肩から前にかけてファーのパーツが取り付けられたジャケット、花びらを重ね合わせたようなディテールが施されたフード付きのネックパーツやロングジャケット、フリルがあしらわれたゴールドのタンクトップ等。
  スチールやクロム、ゴールドやシルバー等の無機質な色彩が多く、全体としてテーマを反映した荒廃的な印象のアイテムが多く登場した。

KAMISHIMA CHINAMI 2010-2011 A/W

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ユマコシノ(YUMA KOSHINO)

日時: 03月24日(水)15:30〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  今季のショーのテーマは「Baroque and Block 〜不思議の旅人〜」。バロックの栄耀栄華に迷い込み、近未来のオプティカルアートを彷徨う。21世紀のアリスは時を超え、華やかな衣装を纏いヒロインを演じる。これらのコンセプトを反映し、5つの流れに沿ってショーが展開。
  幾何学模様のライトが客席に当てられショーはスタート。
  最初はイリュージョンの幕開けとしてスパンコールやビーズ等でバロックなフォルムとモダンな幾何学模様を見せ、2番目には時を旅するヒロインが、バロックプリントのシフォンやサテンカットソーに身を包み、バロックにモダンな風を送り込んだ。3番目は凛々しい都会の女性達を思わせる軽快でシャープな鎧をレザーやボンディングや太いケーブルニットの重量感を用いて表現した。そして4番目には、贅沢なオーセンティックな様式美への憧れを、フリルやプリーツ、様々な質感のレースを重ねてモダンなモノトーンでみせることで、時を彷徨う不思議の旅人を永遠に魅了し続けることを表現した。そして最後、バロックとブロック、華麗さとシンプルさ、時代と現代、ふたつの世界を行き交う21世紀のアリスを、幾何学モチーフのスパンコールや花模様、サテンを用いて表現し、ワンダーランドの幕が静かに下ろされた。
  スパンコールや美しいプリントのサテン、断ち切ったレザーや花模様のケープやレース等、流れに沿って音楽も変えられ、テーマとストーリーが明確に感じられ、完成度の高いコレクションであった。(文責: やこ。

オータ(ohta)

日時: 03月23日(火)17:00〜
会場: Live Space HAROT
  今季のインスタレーションのテーマは「安息の場所」。遊び疲れた子供、また、家事に追われる母親、社会のうねりに抗い続ける人、それぞれの思い描く場所を「安息の場所」と名付けたのだそうだ。「それぞれに 想いのこもる場所があるから 静かな夜を迎え 明日も生きていくことができる」。これらのコンセプトを反映し、空間、映像、生演奏等によるプレゼンテーションはスタート。
  スクリーンの左横には、チェロを持ったモデルがひとり、右横には本を持ったモデルがひとりいた。そして、スクリーンの前には、木の株が配置されており、上には飴が置かれていた。暗い中、スクリーンに映し出されたのは、人、リンゴ、コップ、椅子、眼鏡・・などの映像であった。安息の場所を映像化しているものに見える。
  また、客席の間にところどころ、トルソーに洋服がディスプレイされていた。ショー終了後、ライトが照らされた洋服を見ることができた。
  眼鏡の柄や緑、土などが施されたテキスタイルはまさに安息の場所を示すよう。袖口がふわっと広がりつつ、衿が大きく角度を持っているコートやワンピース、ジャケットなど、新しくもあり、どこか懐かしさを感じさせるコレクションであったと感じた。(文責: やこ。
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エバーラスティングスプラウト(everlasting sprout)

日時: 03月23日(火)16:30〜
会場: 青山学院アスタジオ
  今季のインスタレーションのテーマは「注文の多い料理店(Welcome To Wild Cat House)」。宮沢賢治の同名小説と、デザイナーの中で宮沢賢治とイメージが一致したウィリアム・モリスからインスピレーションを受け、彼らをオマージュしたコレクションなのだそうだ。
  上記のコンセプトを反映し、一段高いステージ上に、屋根にニットをあしらって「WILD CAT HOUSE」という看板を掲げた、白塗りの木製の簡素な店の模型を配されていた。そして、店の周辺には、赤いおもちゃのピアノや、カラフルなニットの服等を着せてネコのモチーフの帽子を被せたトルソー等が配置されていた。
  ショーが始まると、ギターとチェロの生演奏をBGMに、ネコのモチーフの帽子をモデルが、小動物の可愛さを思わせるキュートな柄のポンチョや鮮やかなパープルのニットワンピにゴールドのシューズといったスタイリングで登場。
  全体的に童話的なコレクションであったと感じた。
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FOREVER 21 Japan

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