2009-2010 A/W 東京コレクション速報

アトウ(ato)

日時: 03月31日(火)20:30〜
会場: EBIS303
  ショーはレディースとメンズを同一のステージで披露するスタイル。会場一杯に長く取られたキャットウォークをモデルが練り歩く、といったショースタイルであった。
  レディースは、スワロフスキーをふんだんにあしらったサスペンダー状のアクセサリーを身に付けた、カーキのテーラードスーツスタイルでスタート。膝の部分にレザーが施されたパンツや、膝上や裾部分等にプロテクターのようなモチーフのステッチが施されたアイテム、背中部分にベルトを通せるようになっているベスト、右胸部分と左裾部分にバイアスにタックが寄せられたブラックのレザーのワンピース等、ハードな印象を与えるアイテムが多かった。
  メンズは、太いストライプのプリントが施されたテーラードなホワイトシャツにテーラードスーツスタイルに始まり、レザーの肘宛が施されたブルゾンやカーキとブラウンの切替えブルゾン、前身頃がサテン生地のカーキの切替えニットカーディガン等、アーミーな印象を与えるアイテムが多かった。
  レディース及びメンズ共に、ミリタリーのディテールを散りばめてワイルドな印象を持たせつつも、全体としてエレガントなイメージに仕上がるように工夫されていたと感じた。

ハンアンスン(HAN AHN SOON)

日時: 03月26日(木)17:00〜
会場: ラフォーレミュージアム原宿
  今季のショーのテーマは「イッツ・ア・ニュー・リトル・ワールド(It's a New Little World!)」。世界中の様々な民族衣装たち。どの国の物も美しく、衣装から地域に共通した親しみと喜びにひたる。そんな、美しさのシンボルのスパイスをミックスしたとびきりおしゃれな世界を表現したのだそうだ。
  登場したアイテムは、黒地にカラフルなバラ等の花柄の刺繍が施されたワンピース、鮮やかなモザイク柄のビーズのベルト、通貨を思わせるコインが並べ付けられたベルトやネックレス等、世界中の民族やお国柄を思わせる、親しみやすい物が多かった。
  アイテムやショー構成等、全体として軽やかな印象であった。

ソマルタ(SOMARTA)

日時: 03月26日(木)13:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  今季のショーのテーマは「アダマンティン(ADAMANTINE)」。物質・人の意志がダイヤモンドのように輝き、比類なく堅固な姿を表現したのだそうだ。
  登場したアイテムは、テーマを反映し、エンボス加工を施したレザーに京都の職人の手仕事で箔加工を施しレリーフを浮き立たせたパーツを、肩当てや腕当て等として用いて、甲冑のようなイメージに仕上げたシリーズや、あたかも折り紙の幾重にも重なる複雑なパターンの組み合わせにより、幾何学なダイヤモンドカットを表現したサテンアイテムのシリーズ等、ディテール・シルエット・イメージ等の全ての要素において堅固で重厚な印象を醸し出す秀逸なものが多かった。また、鎧のようなパターンのコートや、袖やウエスト等ににリボンパイピングが巻かれたニットのシリーズ、センターベント部分に蛇腹のブラックテキスタイルを取り付けたネイビーのコート、左腕にブランドロゴが施された丈の短いカーキジャケット等、キャッチーなアイテムも各所に盛り込まれており、細かなところにも配慮が行き届いていると感じた。
  全体として、極めて完成度の高いショーであり、筆者の展示会訪問意欲を掻き立てるブランドが1つ増えたと感じた今季のショーであった。

スズキタカユキ(suzuki takayuki)

日時: 3月24日(火)11:00〜19:00
会場: CALM & PUNK GALLERY
  今季のテーマは「tangled(絡み合う糸たち」。糸たちが絡み合って1つのものになり、またほぐれて広がっていく。全ての物がつながっていて、重なり合い、絡み合って存在している様子を表現したのだそうだ。また、CALM & PUNK GALLERY という小さなギャラリーを会場に選択し、形式もショーではなく、インスタレーションに設定。
  展示されていたアイテムは、全てブラックを基調とした、透け感のある繊細な生地が用いられていた。切りっ放しのディテールや、長く垂れた糸、紐や細い木枠を用いたディスプレーは、スズキタカユキ独自の世界観で今回のコンセプトを伝わりやすく表現したのだそうだ。
  個人的な感想としは、会場の規模や展示品数が限られていたこともあり、全体としてコンパクトにまとまめられていた印象の今季のスズキタカユキであった。
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シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)

日時: 3月23日(月)18:30〜
会場: ラフォーレミュージアム原宿
  今季のショーのテーマは「ジョイ(JOY)」。家族や友達や恋人のつながりが当たり前のようにあって息づいている、暖かく快適な室内のイメージから始まったコレクションなのだそうだ。テーマを反映して、70年代の茶色がかった室内の色であるブラウン系を基調とし、挿色としてブルーやレッドが用いられていた。主たるイメージは先シーズン同様、カントリー調であった。
  登場したアイテムは、ベージュにブラックのキルトの胸当てやパッチポケットをあしらったニットや、ブラウンのキルトのレザージャケットにジーンズと大きなバックパックを合わせる等、アットホームで軽やかなイメージの物が多い印象であった。また、ダークブラウンのジャケットに鮮やかなレッドの肘宛を付けたり、ベージュを基調としたプリントブルゾンにレッドのハイソックスを合わせる等、ポップで楽しげな印象を醸し出すようなディテールやスタイリングも印象的であった。
  個人的には、拙いウォーキングの老婆や少女が要所要所で登場したり、客席よりも一段高い位置にキャットウォークが設置されていたりしたのも好印象であった。

カミシマチナミ(KAMISHIMA CHINAMI)

日時: 3月23日(月)17:30〜
会場: 原宿クエストホール
  今季のショーのテーマは「モザイク(MOSAIC)」。一つの生命体に、一つあるいはそれ以上の異なる形質が体の部分を変えて表れ、共存する現象を表現したのだそうだ。
  登場したアイテムは、テーマを反映して、異素材や異色の切り替え、特にニットと布帛やニットとキルティング生地を切り替えたアイテムや、多色を切り替えたニットジャケット等のディテールを多用した物が主流であった。また、シースルーのパンツやキラキラと輝く棒状のパーツが付けられたトップス、ボリュームのあるニットジャケット等、相変わらず展示会訪問意欲を掻き立てるアイテムが多いと感じた。
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モトナリオノ(motonari ono)

日時: 3月23日(月)11:00〜
会場: 原宿クエストホール
  今季のショーのテーマは「チャイルディッシュ(childish)」。「オタクファッション」というユニークなブランドコンセプトの表れか、今季のテーマから派生して、ゴスロリを思わせるブラックを基調としたガーリーなイメージのアイテムが多い印象。
  登場したアイテムは、単なるゴスロリに留まることなく、ラペルや襟刳りにレース付けたり、腰の後ろで留めるベルト使いに工夫を入れたり、フリルで縁取った変わりポケットをあしらったりと、細かなディテールで趣向が凝らされており、全体として深みのあるものが多いと感じられた。

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