2008 S/S 東京コレクション速報

スズキタカユキ(suzuki takayuki)

日時: 10月15日(月)20:00〜
会場: EBIS 303
  今回が 2度目のランウェイショー。前回よりも広めの会場内に星型に並べられた招待席には、前回にも増して続々と来訪者が訪れていた。天井部分には数色の端布が張り巡らされ、ドラムの BGM と共に荒廃的なイメージが醸し出されていた。
  今シーズンのテーマは「ひかりとかぜのくに」。絶えず風が吹き、大地は乾き、強く光が反射する国をイメージしたアイテムを発表。色彩はこのブランドの特徴ともいえるベージュや淡いグレーが大半を占める一方、空想の国の人々を連想させるような、ボリュームのあるドレープ使いが印象的なサルエルパンツや分量感のあるぺザントスリーブのトップス等、民族的な衣装が多く見られた。また、幾重にもフリルが重なったパフスリーブや胸部に小さな刺繍が施されたタンクトップ、胸や裾部分等にゴールドやシルバーのペイントを施したワイルドなイメージのタンクトップやジャケット、背中や袖山にギャザーを用いたジャケットやワンピース等、細かなディテールに配慮されたアイテムが多数見られた。
  ショーの終盤に登場した、プリーツとワイヤー使いで提灯型に象った、隙間のある薄いコルセットスカートが個人的には印象に残った。
※画像をクリックすると拡大します

ユマコシノ(YUMA KOSHINO)

日時: 9月3日(月)18:00〜
会場: 原宿クエストホール
  今季のショーのテーマは「ミュータント(MUTANT)」。静と動、光と影、洗練と粗野、立体と流線、モダニズムとクラシック、ミニマムとマキシマム。様々な対極にあるものが融合し進化する「MUTANTATION」をテーマに、LUX-SPORT、TOWN-CASUAL、DENIM、SOIREE の 4ラインのスタイルで構成したのだそうだ。
  テーマを反映するように、デニムやデニムライクの素材を用いた異世界の未知なるイメージのワンピースやセパレーツルック、薄いブルーの虹色に反射する素材を用いたワンピースや、大柄のフラワープリントを施したゴールドフィルムジャカードとシルクチュールを組み合わせたソワレ等、様々な意味合いが交錯する深みのあるアイテムが多く登場した印象であった。

リリシズム(LyricisM)

日時: 9月3日(月)16:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  今季のショーのテーマは「Picnic at ....」。ランウェイの中央に、草を植え付けた小高い丘のような小道を作り、その上をモデルが歩いていくというスタイル。
  テーマを反映するように、ブラウンを基調としたコットンシルクのポンチョとマキシドレスのスタイリングから始まり、適度なドレープのリネンアイテムのシリーズ、フラワープリントのブロード地のシリーズ、ホワイト地にレッドのストライプのリネンのシリーズ、リネンとは異なる細やかなドレープが美しいシルククレープサテンのアイテムのシリーズ、と、ちょっとしたお出掛けに合いそうな、それでいてお伽話のような幻想的な雰囲気のあるアイテムが多く登場した。
  ドレスやスカートは全体的に丈が長く作られているのが印象的であった。

シアタープロダクツ(THEATRE PRODUCTS)/ キングリー・シアタープロダクツ(KINGLY THEATRE PRODUCTS)

日時: 9月2日(日)12:30〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  ショーはレディース(シアタープロダクツ)とメンズ(キングリー・シアタープロダクツ)を同一のステージで行うというスタイル。今回は、企業とコラボレートした初のコレクションであり、コラボレート企業であるベトナム航空のイメージを表現するブルーと、それとの対象カラーであるレッドを基調としたアイテムが多く登場。実際にデザイナーがベトナムに行って感じたものを表現したのだそうだ。また、キャットウォークも左右に赤・青に塗り分けられ、女性モデルが赤側を、男性モデルが青側を歩く、といった演出となっていた。
  レディースの今季のテーマは「ハネムーン(Honeymoon)」。テーマを反映するように、旅行をイメージさせるアイテムが多く登場。始めは夏らしい、ホワイトを基調としたレース使い・フリル使いのワンピース・セットアップのスタイルが登場し、続いてレッドを基調としたアイテム、終盤はブルーを基調としたアイテムから花柄等のプリントを施したアイテムが登場。レースのフードやショールで捻りを効かせたユニークなリゾートウェア風のアイテムからリネンのウェディングドレスまで、テーマを反映した心地良いアイテムが多く登場した。
  他方、メンズの今季のテーマは「ベトナム航空(Vietnam Airlines)」。前述の通り、今回のコラボレート企業のイメージカラーであるブルーをテーマに、ベトナムらしいオリエンタルなイメージのアイテムが多数登場。飛行機プリントのカットソーやダイヤ状に透け感を施した薄手のカーディガン、裾を捲り上げた薄手のフレンチデニム等、こちらもリゾートで活躍しそうなアイテムが多い印象であった。

ドレス キャンプ(DRESSCAMP)

日時: 9月1日(土)20:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  相変わらずのホットさと注目度を反映するかのごとく、会場内は多くの招待客で溢れており、ショー開始も数十分遅れるほどであった。
  ショーはレディースとメンズを同一のステージで行うというスタイル。今季のショーのテーマは「モロッコ(MOROCCO)」。
  テーマを反映するように、レディース・メンズ共に、ピンクのスパンコールを散りばめた「モロッコワンピース」、ピンクのビーズの輝きが可愛い「モロッコケープ」、太いボーダーの「モロッコラガーシャツ」、細かくフリンジを施した「モロッコひげプルオーバーシャツ」等々、モロッコと銘打たれたユニークなアイテムを多数発表。また、花柄やペイズリー柄等の明るい雰囲気のアイテムやフリル使い等のキュートなイメージのアイテムが多いのも印象的であった。
  ショーの終盤は、ドレスキャンプの真骨頂ともいえる、分量感溢れるドレスが次々と登場。特に、赤・白・ベージュの花を全体に敷き詰めたゴージャスな「花のドレス」が圧巻であった。

アトウ(ato)

日時: 8月30日(金)20:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallA
  ショーはレディースとメンズを同一のステージで披露するスタイル。今季のショーのテーマはメンズ、レディースとも「ホース(horse)」。馬の優美でありしなやかなライン、走っている姿の力強さを表現。花柄、カラー、デニムの 3つのスタイルでショーを構成し、それぞれの特徴を小物とミックスさせ、2つの異なる世界観を 1つの確立したスタイルとして成立させることに挑戦したのだそうだ。
  まずは、夏らしいホワイトを基調としたロングジャケットやカットソー、細身のテーパードパンツ等のアイテムを主体としたスタイリングのシリーズが続々登場。そして、ショーの中盤辺りからは黒やネイビー等のダークカラーを主としたライダースやワンピース等のハードな印象のアイテムが増えてきた。
  レディースは、ネイビーのジャケットの肩部分にアクセントとして黒のフリルをあしうことでアイテム固体として外しを効かせたりするだけでなく、濃いブラックの水玉を施したホワイトのワンピースの上にブラックの透ける素材の薄いレースのキャミソールワンピースを合わせたり、胸元に大きなフリルをあしらったブラックのジャケットにブラックのハーフパンツを合わせる等、スタイリングにおいても適度に外しを効かせているのが相変わらずの印象であった。
  また、メンズはブラックのジャケットのインナーのベストに差し色の赤や青の幾何学模様を施したり、赤と緑のストライプ柄のベルトを巻いてスタイリングで外しを効かせたりと、こちらも安定した印象を受けたショーであった。

エバーラスティング・スプラウト(everlasting sprout)

日時: 8月30日(金)19:00〜
会場: 東京ミッドタウン・ホール HallB
  今季のショーのテーマは「鳥からの目線」。モデル登場口付近に河川敷に生えていたススキの葉を置き、キャットウォークの両側に細い糸状の線を何本も張り巡らせる等、セットに一工夫を加えているのだが、ショーのテーマから、風や疾走感を表現する意味で、ススキの葉を使用する等の演出になったのだそうだ。
  登場したアイテムは、共にニットデザイン科卒のデュオだけに、飾り編みを駆使したニットウェアが多い印象。ハーフパンツの両裾部分を裏地が見えるまで摘み上げたり、ロングパンツの裾を捲ったりする等の小技を効かせ、夏らしい薄手のニットパーカや薄いブルーのサマージャケット等を挟みながら、終盤は重厚な技術を駆使したニットウェアが次々と登場し、ユニークさを際立たせていたショーであった。

カミシマチナミ(KAMISHIMA CHINAMI)

日時: 8月30日(金)14:00〜
会場: 原宿クエストホール
  今季のショーのテーマは「クール・トロピックス(COOL TROPICS)」。燦燦とした光、鮮やかな輪郭の影、太古から変わらぬ生命等を表現したようで、鮮やかな輪郭の表れか、キャットウォークには照明により様々な色により鋭角的なモチーフが映し出されており、熱帯を連想させるようであった。
  登場したアイテムは、相変わらず着心地の良さそうな薄手の素材の赤いロングジャケットと同色のパンツのセットアップや、膝部分から下に黒ベースのプリントが施された白色のワンピースドレス等、シンプルだがディテールのこだわりが表れたものが多かった。
  また、特に個人的に気になったのは、胸部分や裾部分にシールバーのビーズ状のものがあしらわれたアイテムである。筆者はショーでは詳細がわからなかったので、これは是非とも展示会に行かねば、と毎度ながら思わされた今回のカミシマのショーであった。
伊勢丹オンラインストア

世界のブランド情報 | コレクション情報 | プレスリリース集 | 画像ギャラリー | インタビュー記事 | ブランド投票 | 複数通販一括検索

ファショコン通信 公式Facebookページ ファショコン通信 公式Twitter ファショコン通信 公式Google+ページ
Copyright © 1999-2016 fashocon' tsushin All Rights Reserved.